アイコスのやめ方:本数を数えて減らす現実的な手順
加熱式タバコをやめたいけれど、いきなりゼロは無理そう。スティックの本数という数えやすい単位を使って、離脱症状を抑えながら週ごとに減らしていく具体的な手順をまとめました。
かんたんな答え
加熱式タバコはスティック1本という区切りがあるため、減らす計画が立てやすい製品です。まず3日間、吸い方を変えずに本数を記録して平均を出し、そこから週ごとに15〜20%ずつ上限を下げていきます。離脱症状は3日目前後が山で、多くは3〜4週間でおおむね落ち着きます。
加熱式タバコをやめるとき、実は有利な点が一つあります。スティック1本という単位がはっきりしていることです。
ベイプのように終わりのない吸い方ではないので、1日に何本という数字が出せます。数字が出せるということは、計画が立てられるということです。順番に進めていきましょう。
ステップ1:3日間、何も変えずに数える
最初にやることは、減らすことではありません。数えることです。
今日から3日間、いつも通りに吸ってください。銘柄も本数も変えなくて構いません。ただ、使ったスティックの本数だけ記録します。できれば、そのときの時間帯と場面も一緒に。
3日分の平均が、あなたの出発点です。ここを飛ばして減らそうとすると、目標が感覚的になり、うまくいかなかったときに何が原因か分からなくなります。
多くの人が、実際の本数が自分の見積もりより多いことに気づきます。その差が、これまで自動操縦で吸っていた分です。
ステップ2:週ごとに15〜20%ずつ下げる
平均が出たら、そこから上限を設定します。
- 1週目の上限を、平均から15〜20%引いた数にします。たとえば平均が20本なら、16〜17本。
- その週は上限を動かしません。守れた日も守れなかった日も、記録だけ続けます。
- 翌週、また15〜20%下げます。16本なら13本前後。
- これを繰り返して、1日数本まで下がったら、ゼロにする日を決めます。
この幅にする理由は、離脱症状が生活に支障を出すほど強くならないからです。急に半分にすると、数日は持ちこたえても、その後で反動が来て以前より増えることがあります。
ステップ3:どの1本を削るかを決める
上限を守るとき、削る本を先に決めておくと成功率が上がります。おすすめの順番があります。
- まず、惰性で吸っている本から削る。休憩時間だから、みんなが出るから、という理由の1本です。
- 次に、代わりが用意しやすい本。食後の1本は、歯を磨く、短く外を歩くなどで置き換えやすい部類です。
- 朝起きて最初の1本は、最後まで残して構いません。ここは依存の中心にあることが多く、最初に削ると失敗しやすくなります。
ステップ4:離脱症状の時間割を知っておく
いらだち、集中しにくさ、眠りの浅さ、食欲の増加。これらは体が調整している最中に出るもので、多くの場合3日目前後が最も強くなります。
そこから徐々に和らぎ、3〜4週間でおおむね落ち着きます。終わりがある期間だと知っているだけで、乗り切り方はまったく変わります。
吸いたい衝動そのものは、1回あたり数分で山を越えます。この数分をどう過ごすかを、あらかじめ決めておいてください。水を飲む、外に出る、ゆっくり息を吐く。何でも構いませんが、事前に決めておくことが重要です。
ステップ5:デバイスを遠ざける
加熱式には道具が必要です。これは弱点でもあり、利用できる点でもあります。
- 充電器を持ち歩かない。バッテリーが切れたら、その日はそこで終わりになります。
- スティックをまとめ買いしない。1箱ずつ買うと、そのたびに判断が挟まります。
- 吸う場所を1か所に決める。ベランダだけ、と決めるだけで惰性の1本が減ります。
意志の力を使わずに減らせる部分は、先に片づけておきましょう。
つまずきやすい場面を先に決めておく
計画が崩れるのは、たいてい同じ場面です。先に対応を決めておいてください。
- お酒の席。判断が緩み、周りに吸う人がいて、断りにくい。行く前に「今日は何本まで」と決めて、可能ならその本数だけ持って出ます。
- 強いストレス。ここで吸ってしまうのは自然なことです。1本吸ったからといって計画全体が終わったわけではありません。翌日にまた上限に戻せば、それで続きです。
- もらいタバコ。自分で買っていないので記録から漏れがちです。もらった1本も数えてください。数えないと、計画の数字そのものが意味を失います。
いちばん大事なのは、2日続けて外さないことです。1日外すのは誰にでもあります。それが2日続くと、元のペースに戻りやすくなります。
今日の2分
今日はまだ何も減らさなくて大丈夫です。吸い方も変えなくていい。今日使った本数を数えるだけです。
数え始めた日から、吸っている本数は「なんとなく多い」ではなく具体的な数字になります。減らせるのはそこからです。
Puff Counterは1本ずつ記録して、その実数から週ごとの上限を自動でつくります。上限に近づくと知らせてくれるので、気づいたら1箱空いていたという日がなくなります。まず今日の本数を数えてみてください。
よくある質問
加熱式タバコは紙巻きよりやめやすいですか?
依存の強さは変わりませんが、スティック1本という明確な区切りがあるぶん、本数を数えて管理しやすいという利点はあります。ベイプのように終わりのない吸い方ではないため、減らす計画を数字で立てやすいのは事実です。
いきなりゼロにするのと、減らしていくのはどちらがいいですか?
どちらでも成功する人はいます。過去にきっぱりやめて失敗した経験があるなら、段階的に減らす方法を試す価値があります。重要なのは方法よりも、実際の本数を把握したうえで期限のある計画を立てることです。
離脱症状はどのくらい続きますか?
いらだち、集中しにくさ、眠りの浅さなどが中心で、多くの場合3日目前後が最も強くなります。そこから徐々に和らぎ、3〜4週間でおおむね落ち着きます。特定の場面で吸いたくなる感覚はもう少し長く残りますが、頻度は下がっていきます。
何度も失敗しているのですが、また試す意味はありますか?
あります。やめられた人の多くは一度で成功したわけではなく、何度か試したうちの一回が続いた人です。前回失敗した状況がわかっていれば、それは次の計画に使える情報になります。試した回数は不利にはなりません。